「洋服を通じて、楽しくなる世界を作りたい。楽しくなるための仕掛けづくりは、まだまだできていない。」キーザンキーザン代表インタビュー

社内インタビュー

井上 大輔】
高校卒業後に会社を設立し、リユース商材の販売事業をはじめる。リユース商材の販売事業からパチスロ実機を使ったPCに接続する ソフトウェアやゲームセンター向けのハードウェアを開発。その後、会社の経営権をスタッフに移譲し京都の山に3年籠もる。 山籠もりで、人と会話がない生活から「人と人がつながるサービスを作りたい」という想いを持ち下山。「オシャレになりたい人」と 「オシャレな人」を繋げた「コーディネーターhideki」というおしゃれな人のコーデがまるごと買えるサービスを立ち上げる。その事業をピボットし、 「洋服の課題がある人」と「洋服の課題を解決するスタイリスト」を繋ぐメンズファッションサブスクサービスの「leeap」を運営し、現在に至る。


今回はKiizanKiizan代表の井上さんに、アパレル業界の課題をどう考えているのか、KiizanKiizanが取り組む課題がどういうものかを聞きました。今後まだまだ成長していきたいと想いには、どういう理由があるのかを明らかにしていきます。

目次

アパレル業界の今とこれから

アパレル業界にはどんな課題がありますか?

はい、まずアパレル業界というのは、60年〜70年前ごろから既製品が作られるようになってからアパレル企業とデザイナーが主体となり、若者文化とともに作られてきた業界です。デザイナーがアパレルの世界観にあわせたファッションショーをし、バイヤーやリテールが、それにあわせて発注し、そこからメディアとともにトレンドを作り、文化を形成し、アパレルは成長してきました。

順調に右肩上がりで成長してきたときは良かったのですが、ファッションとライフスタイルが多様化したなかで、トレンドを作り、季節を予測したうえで洋服を作るのはとても難しく、予測が外れると大量の洋服が余ってしまうことになります

また洋服を作る技術革新が進み、工業化が進み、多くを作れば安くなるモデルから、どうしても多くの洋服を作ることになります。

そして日本では捌ききれない量の洋服を作ってしまい、日本だけで年間約140万トンの排気量が出て、多くの洋服はまだ着られるものだと言われています。

このような需要と供給のバランスの課題がひとつです。

そのために、なぜユーザーは洋服を買うのかユーザーはひとりひとりのライフスタイルがあって、ひとりひとりに合わせた洋服が必要であり、アパレル業界はユーザーの価値から考えるというのが希薄になっていたことが発端でいろんな課題が生まれたと考えています。

アパレル業界が「ユーザの価値から考える」ためにはどうしていくと良いのでしょうか?

アパレル企業は販売するためのファンクションを強力に作ったため、ニッチなマーケットでは勝負できないという、ジレンマがあり、そこも課題の根深さにつながってはいます。

ただし、それでもユーザーと向き合う必要があるのではないかなと思います。

ユーザーがどのようなシーンで、どんな洋服を着たいのか?

そこと自社がユーザーに良いと思われている部分の符号こそが大事だと思います。

僕はユナイテッドアローズの3800円の無地白Tシャツを毎シーズン購入しているのですが、きれいめのシャツに合わせて着ると1日ハッピーなキモチになります。またMUJI Laboのファンでもあるのですが、MUJI Laboのボトムスは2本持っていて、これが仕事上で楽に履ける、シルエットがキレイで野暮ったくならないところが使うシーンから逆算しているようで、毎シーズン僕はユナイテッドアローズと、MUJI Laboを見るようになりました。

この体験を通じて、僕はファンになったので、これはユーザーの価値から洋服を考えたプロダクトであり、プロダクトを通じて、相手を信用するという関係は、とても良好だと感じます。ただこの感動体験を継続するために、セールを辞めてほしいと思いますが、、、

アパレル業界は今後どうなると考えますか?

昨今はD2C(Direct to Consumer)が流行っています、これは直接小売と消費者が繋がるモデルです。D2Cのユニコーン企業も多く生まれてくるほどに活況があります。

ただこれはアパレルだけじゃなくリテールの本来の形だったはずです。ユーザーのひとりひとりの生活をリアルに想像し、ユーザーのひとりの声を聞いて、その声を反映した商品作りをするというのは、古来からのリテールの本来の形です。

アパレルで言えば、アパレルが誕生したころは完全受注生産のオートクチュールが主体でした。ただそれも本来的には、ひとりのストーリーをきちんと聞いて、ブランドの方向性とあわせて提案していたといえます。もしかすると今アパレルはオートクチュールの時代に戻りつつあると言えるのかもしれません。ひとりを徹底的に想像する。「どこに着るのか?」「どんな洋服が好きか?」をもとに作る世界です。

画一性を出して生き残る企業はユニクロ社のようないくつかの大手企業であり、あとの多くはユーザーひとりひとりの価値にあわせ、アパレルが自社の強みをきちんと訴求し、ユーザーの信頼を無くさない洋服づくりが出来るのか?がアパレルの今後には大事だと思います。とてもとても難しいとは思いますが!


テクノロジーとアナログで解決する「ユーザーの悩み」

その課題に対しKiizanKiizanはどんな課題に着目していますか?

先程お伝えしたように、KiizanKiizanはユーザーの価値から考えられていないアパレルの課題に着目しています。すなわち洋服をどこに着ていくのか?どんな目的で洋服を探してるのか?という課題に対する解決を提供したいと考えています。

具体的な事例でお伝えします。
弊社のサービスを利用しているユーザーに「洋服の悩み」についてインタビューをしたところ

「自分が着ている洋服が正しいのか分からない」

「自分の洋服に自信が持てない」

こんな悩みを持つユーザーが多くいました。

またソースは忘れてしまったのですが、成人男性20~30代で約22%の人が洋服に悩みを持っているという調査結果を見たことがあります。

そういう人たちの課題に今は取り組みたいと思っています。
どこで悩んでて、どんなシーンでどこで困ったのかを解決したいですね。


その課題はどうすれば解決できると思っていますか?

テクノロジーを使うのは大前提ですが、洋服の悩み解決はテクノロジーだけでは難しいと思っていて、

もし何らかのアルゴリズムを通じ「この洋服が良いんですよ」と提案されて、ユーザーが納得して洋服を買うという未来が本当に来るのかは疑問かなと思っています。洋服のような感性が優先される世界の購買体験では、合理的だけじゃなく、感情的な納得が意思決定に必要だと考えています。

テクノロジーとあわせてアナログの要素もとても大事だと考えています。そこはグーグルやAmazonなどのテック系企業とのアプローチの違いに思います。

僕たちは大枠の正解をテクノロジーを使って考える、最後は人というアナログ的な要素で、洋服に詳しい人が悩みを持っている人にヒアリングをして、ヒアリングをもとに最終的にスタイリストがテクノロジーを参考にコーディネートを提供することが大事だと考えています。


具体的にどのようなテクノロジーを提供しているのでしょうか?

まず、ユーザーが自分自身の「洋服の悩み」を分かっていなくて、言葉にできていないことがあります。そこはテクノロジーを使った判断ではなく、スタイリストがユーザーの話をきちんと掘り下げて、悩みを言葉にするところから進めています。

そのためにテクノロジーとしてチャットボットを開発しています。提案以外の部分はテクノロジーが大きく寄与しています。また改善の多くは実際にユーザーインタビューを通じてPDCAを回してシステムのアップデートを繰り返しています。

次にコーデ作成のシステムもwardrobeというシステムを開発しています。
スタイリストのコーデ作成の効率化という観点と、ユーザーから喜んでもらうというふたつを担保するためにユーザーのフィードバックをもとに、日々チューニングをしています。

以外にも色んな取り組みをしていますので、ぜひ一度面談などを通じて詳しくお話させていただければと思います。

僕たちには、まだやるべきことがたくさんある

ユーザーにまだ届けられていない価値はありますか?

ユーザーインタビューでは「洋服の悩みは解決したか」という質問で、多くの方から「解決している」と言っていただけました。

ただ、洋服の悩みをもっと高解像度で解決する部分は、まだまだ改善の余地があります。

そして僕たちが作りたい世界は、悩みの解決だけではありません。

「毎日の着るを楽しく」を作りたい思っています。

僕たちは「安い」とか「便利」とかの合理的以外の部分で、人の毎日が着るを通じて楽しくなるようにしたいと思っています。そのためにテクノロジーとアナログでアプローチをしていますが、楽しいの仕掛けづくりは、まだ10%もできていないと思っています。

応募を検討している方にメッセージをお願いします

先程言った通り、多くの課題がまだ解決はできていません。

やるべきことがたくさんあります。

僕たちはユーザーの課題から考えるチームです。課題解決と同時に「洋服が楽しい」という定量化しにくいものに、イシューを立てて、そのイシューに対して一番最速の方法で、みんなで定量化をし、検証を回すチームです。

一番上流の「お客様の価値」って何だっけ?から考えて、エンジニアリングやデザインに落としこんでいきたい人にとっては、最適な環境を約束できます。全員平等なチームなので、そんな環境でチャレンジしたいという方に応募いただけたら嬉しいです。お会いできるのを楽しみにしています。

ありがとうございました!


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